活断層のずれが住宅や道路を直撃

熊本地方を北東から南西に貫く日奈久断層帯。国土地理院は、今回の地震で大地が北東に約87センチ動いたと発表しました。

10年前の熊本地震は日奈久断層帯の北の端で発生したとされ、今回はその南側で起きたとみられている

10年前の熊本地震は、日奈久断層帯の北の端で発生したとされ、今回はその南側で起きたとみられています。10年前、遠田教授の現地調査に同行した際も、畑が2メートルほど不自然にずれていたのを確認していました。

今回も起きた活断層のずれについて、遠田教授は、上下だけでなく、左右の水平方向にもずれた可能性が高いと見ています。

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東北大学 災害科学国際研究所 遠田晋次教授:
道沿い、道の脇の所、本来赤いポールの立ってるところが右に、断層を隔てて少しずれている。だから横にもずれてるし、縦にもずれているという特徴があります。

神社から地割れをたどると…。

 

東北大学 災害科学国際研究所 遠田晋次教授:
まっすぐの道でまっすぐのブロック塀がずれ動いたという状況です。ここをちょうど断層が通っているがその上に住宅があった。この地域の特徴は地震の揺れでは倒れなかったけど、断層のずれで被害を受けている。

日奈久断層帯の真上に建つ築5年ほどの家屋の中を見せてもらいました。住人がボールを床に置くと、コロコロと転がっていくのが確認できました。

住人:
もう下る坂みたいになってる状態ですね。ちょっと酔っちゃう感じでずっと。

――気持ち悪さを感じることは?
住人:
感じたりします。朝起きたら吐きそうになって、ずっと傾いてる。

八代神社から北方向にある田んぼでも段差を確認

神社から北方向にある田んぼにも大きな段差が確認できました。

――棚田みたいになっているが。
東北大学 災害科学国際研究所 遠田晋次教授:

(もとは)まっすぐの田んぼだったということです。
ここを見ていただいても、横ずれもあるのが分かると思う。

 

――高低だけじゃなくて?
遠田教授:

横にもずれていると思う。

道路の継ぎ目が大きく上下にずれ、段差ができた高速道路の周辺にも地割れが発生していました。