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そこらじゅうに散乱した乗客の遺体
400tのジャンボ機が、墜落ではなく激突したのだ。想像するに、機体重量約500tの半分を占める200t近い航空燃料ケロシンは、尾根に衝突と同時に一面に、爆発的に燃え広がったのだろう。
主翼の周りには、バラバラになった機体部品や乗客の荷物、そして遺体、細かくちぎれた肉片、木の枝にひっかかったままの一本の腕、高熱に焙られて炭化してしまった部分遺体などが、足の踏み場もなくそこらじゅうに散乱していた。
目の前に一席の乗客シートが燃えずに残っていた。この光景を見た瞬間、「巨体が空を飛ぶということは大変なことなんだ」と、いまさらながら恐ろしくなった。