世界各地で紛争が相次ぐ中、プーチン大統領やネタニヤフ首相への逮捕状発行・請求で一躍大きな注目を集めた国際刑事裁判所(ICC)。しかし今、この「地球上の正義」を担う組織が、大国の圧力や経済制裁の脅威によってかつてない存続の危機に瀕しています。8月18日には米トランプ政権が国際刑事裁判所(ICC)で所長を務める赤根智子氏らを制裁対象に加えたことを表明しました。
国際社会のルールを指し示すはずの裁判所の所長が、なぜ“標的”となっているのか? 略称も似ているICJ(国際司法裁判所)との違いや逮捕状の仕組みといった基礎知識から、米国の猛反発が生み出す緊迫の国際情勢まで——。日本人として初めてICC所長に就任した赤根智子氏の直撃インタビューと、ジャーナリスト・池上彰氏による徹底解説で、揺れる「国際秩序の今」を紐解きます。
国際刑事裁判所(ICC)所長・赤根智子《緊急インタビュー》「経済制裁に危機感」「いま、戦争犯罪を裁くために」
世界で戦争が相次ぐ中、プーチンやネタニヤフに逮捕状を出したICC。ここで日本初の所長を務めるのが赤根氏だ。その役割が注目される中、「法の支配」が脅かされている。 今年の6月5日、アメリカが「イスラエ…


