日本サッカー協会は8月20日、韓国サッカー協会による外国人審判員への性的接待疑惑について調査結果を報告し、不適切な接待の事実は確認できなかったと発表した。外部弁護士の協力のもと、報道があった期間中に担当した日本人審判7人のうち6人に直接ヒアリングし、1人は対面調査を拒否したという。調査の結果、試合操作や過剰な接待はなかったと結論づけた。あわせて今後、新情報がなければ追加調査は行わない方針を示した。

 この発表の前に「週刊文春」は疑惑の日本人審判に直撃をしていた。一体、何が語られていたのか。2026年8月18日配信の記事を再公開する。

 韓国サッカー協会が、2011~12年に行われた国際試合で、担当した外国人審判たちに対し行ったとされる“性接待”。疑惑の日本人審判が「週刊文春」の直撃取材に応じた。

日本サッカー協会の宮本恒靖会長 ©JMPA

接待を受けた中に日本人審判も含まれていた

 韓国サッカー協会は、韓国で行われたワールドカップ予選、ロンドン五輪予選、親善試合などで、担当する審判らをマッサージ店に案内し、法人カードで費用を支払っていたとされる。

 韓国の行政機関である文化体育観光部が16年にまとめた「大韓サッカー協会役職員等の不正調査結果」と題された監査報告書には、計7試合で外国人審判らへの性的接待が行われたと記され、日本人審判も含まれていた。

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 性接待が行われたとして記載されている試合の審判団を調べると、3試合で計7名の日本人審判が関わっている。いずれも日本国内で、高い評価を受けている審判たちだった。

 入手した監査報告書を読むと、たとえば、12年2月のW杯アジア予選では、審判4名全員が日本人だったが、

〈審判2名を、ソウル市江南区駅三洞に位置する「スーパーマン(マッサージ店)」で不適切に(性)接待し、協会の法人カードで50万ウォン(当時約3万5000円)を決済した〉

性接待が記された監査報告書(陳善美議員提供)

「マッサージ店」は現地では「按摩」と呼び、韓国繁華街では風俗店を意味する場所だ。

 報告書記載の試合を担当した日本人審判員A氏を直撃した。