&TEAM誕生のきっかけは、2022年に日本テレビで放送されたオーディション番組「&AUDITION - The Howling -」だ。しかし、K-POPファンやアイドルファンの間では、すでにKの存在を知るものが多かった。2020年に放送された韓国発のサバイバルオーディション番組「I-LAND」にも出演していたからである。

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メンバーに選ばれなかった過去

 後のENHYPENを誕生させ、全世界のK-POPファンが注目したこの番組で、Kは人気を集めていた参加者の一人だった。筆者も内心「彼の合格は間違いないだろう」と見ていたが、Kは惜しくも最終回でデビューを逃すことになる。当時のSNSには「なぜ彼が選ばれなかったの?」「まさか、ありえない」と驚きと落胆の声が上がっていたのを記憶している。

 そんな「盤石だった前評判」を改めて証明し、リベンジするかのように&TEAMの最年長メンバーとして、デビューを勝ち取ったK。ピンチを乗り越えながら、懸命に成果をつかみ取ろうとする姿は、一見すると『ブルーロック』のクールな天才・凪誠士郎とは真逆に見えるかもしれない。

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186.5cmという長身(映画『ブルーロック』公式Xより)

約2年前のオファーに「最初は不安や心配が…」

 Kにとって、映画『ブルーロック』は個人として映画初出演作品となる。オファーが来たのは、公開の約2年半前だという。「本格的な俳優活動への不安から、出演を引き受けるべきか迷いもあった」と本人は明かしている。「僕が出ていいのか」と悩んだこともあったそうだ。それでも最終的に引き受けた理由のひとつが、彼自身のスポーツ経験だった。

「最初は不安や心配の方が勝っていましたが、元々サッカーをやっていたこと、そして原作を読むにつれて大ファンになったことで、それらの不安をはるかに上回るほど『凪誠士郎を演じたい』という想いが強くなりました」(キャスト発表時のコメントより)

 そう、Kは小学生時代の5年間、サッカーに打ち込んでいた経験がある。ただし、彼を知る人の多くが思い浮かべるのは「陸上選手」としてのキャリアだろう。