現在公開中の、高橋文哉主演映画『ブルーロック』。累計発行部数6500万部を超える人気サッカー漫画の初の実写化作品で、原作屈指の人気キャラクター・凪誠士郎を演じた&TEAMのK。学生時代は強豪校で陸上に打ち込み、その後アイドルを目指した彼は、一体どんなキャリアを歩んできたのか。(全2回の2回目)
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アイドルとしては異例の「遅すぎる」スタート
日韓の芸能界、特にダンスボーカルグループやアイドルデビューを目指す場合、今や小中学生からダンスや歌を特訓し始めるのがスタンダードだ。10代でデビューするケースも多い。そんな中、Kは20歳近くになってからダンスを始めた。その挑戦は一般的には「出遅れていた」とも言える。
ロサンゼルスでダンスを学んだ後に、韓国の芸能事務所の練習生となったが、これは相当稀なパターンだろう。だが、年齢やキャリアをも凌駕する魅力が、彼にはあった。186.5cmの長身、陸上で培われた強靭な心身、そして整った甘いマスク。この3つが揃った逸材は、そう多くない。
そして2020年、Kはデビューをかけて韓国のオーディション番組「I-LAND」に出演。数々のサバイバルオーディション番組を見てきた筆者の目にも、「I-LAND」は特に容赦がなく、心がヒリヒリする過酷な番組に映った。
選び抜かれた“才能の原石”が無機質な建物に集められ、“夢を賭けて”勝者と脱落者を決める——『ブルーロック』が描く世界観にも共通するものが多い。Kはすでに“青い監獄”の残酷さを経験していたのだった。ちなみに、偶然にも『ブルーロック』の劇中に出てくるバトル会場と、「I-LAND」の合宿所の外観がそっくりなので、気になる人は検索してみてほしい。

