2025年に東京で開催された世界陸上。TBSの中継で、“番組の顔”でもある織田裕二の隣に立つことになったK。「なぜアイドルが世界陸上の応援サポーターに?」と思った視聴者もいたかもしれない。しかし彼の経歴を知れば、納得せざるを得ないはずだ。

 Kは高校時代に駅伝の強豪校に所属しており、強化指定選手に選ばれるほどの実力の持ち主だ。世界陸上に出場したサニブラウン・アブデル・ハキームとは、小学生時代に選抜合宿で一緒にトレーニングをしたこともあるという。

2025年9月、織田裕二らとともに「世界陸上」の応援サポーターを務めた ©文藝春秋

青学・原監督も注目した実力者

 2023年秋のTBS「オールスター感謝祭」で恒例の「赤坂5丁目ミニマラソン」に初出場し、見事優勝。解説を務めていた青山学院大学駅伝部の原晋監督が「高校時代、彼をスカウトしようと思っていたんです」と明かして話題になった。そこから約2年後の「世界陸上」への起用は納得の流れだろう。「青春の全てを陸上に捧げた」という彼は、別の形でフィールドに戻ってきたのだった。

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大学の推薦も内定していたが…

 陸上での実績を評価され、強豪大学への推薦入学も内定。ところが、いざ入学手続きの書類を書こうとするとき、Kの手がピタッと止まったという。

「急に(書類を書く)ペンが止まって、これ本当に俺がやりたいことなのか。人生1回で、絶対やりたいことやった方が良いなと」(日本テレビ系『Google Pixel presents ANOTHER SKY』2026年5月16日放送回)

『ブルーロック』撮影時のオフショット(Kのインスタグラムより)

 陸上に打ち込む中で、歌手という職業に心惹かれたきっかけは、ブルーノ・マーズ。スーパーボウルのハーフタイムショーで見たパフォーマンスに衝撃を受け「アーティストになりたい」という思いが芽生えたという。後のインタビューでKは「ブルーノ・マーズに出会っていなかったら、今でも陸上を続けていたかもしれない」と語っている。

 決断を伝えたとき、周囲の反応は厳しかった。親には泣かれ、陸上部の監督にも怒られたと本人が明かしている。周囲からの期待が大きかった反動だろう。それでも彼は、ダンスを学ぶためにアメリカへ渡ることを決心する。(つづく)

次の記事に続く 「原作キャラと完全一致」映画『ブルーロック』で話題、&TEAM・K(28)とは何者か《身長186.5cm、陸上選手→脱落を経て“遅咲きデビュー”…》

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