俳優・藤岡弘、さんの次女で、女優やモデルとして活躍する天翔天音さん(21)。兄妹4人全員が芸能界で活動する華麗な一家に育ったが、幼少期は父が芸能人であることを徹底して隠す特殊な環境で育ったという。そんな彼女が、父・藤岡弘、さんの知られざる素顔や、子どもたちに教えた本格的なサバイバル術について明かした。
ガンベルト姿で学校訪問…バレバレだった父の「お忍び」
天音さんは物心ついた頃から、世間の目から守りたいという父の思いにより「藤岡弘、の娘」であることを隠す生活が当たり前だった。友達を家に呼ぶことはできず、外出先でも家族がバラバラにお店に入るなど、常に周囲を意識して過ごしていたという。
「友達に『お父さんは何をしている人なの?』と聞かれることもあったんですが、『お医者さんだよ』とか『警察官だよ』とかいろんなことを言っていました(笑)」
そんな中、一度だけ父がこっそり学校行事に来たことがあった。サングラスに帽子という変装をしていたが、体格の良さや低音で響く声、そしていつ何が起きても身を守ることができるようにと、プライベートでも常に身につけているという「ガンベルト」が目立ったためか、藤岡弘、であるとバレてしまったそうだ。
家庭での藤岡さんは愛情深い父だ。子どもたちのために朝4時に起きて、昼食のお弁当を4人分作ってくれることもあったという。調理師免許も持っているのでその腕前は確かだ。天音さんはお弁当に入っていたおかずの中で一番の好物は「甘辛の手羽先」だったと話す。色鮮やかで栄養バランスも考えられた父の弁当は、教室で他の子が見に来るほどだったそうだ。
兄妹1人ずつ父から受け継いだ「サバイバルナイフ」
藤岡家ではキャンプに行くことも多く、父からナイフの使い方や、川で釣った魚のさばき方、箸やコップの作り方まで、自然の中で生きるサバイバル術を教わったという。そのおかげで、兄妹はみんなナイフが使えるそうだ。
「『肥後守(ひごのかみ)』という折りたたみ式のナイフがあるんです。普通のナイフではなく、職人さんが一つひとつ手作りしている、すごく貴重なナイフです。日本刀の先端のように、本当に鋭いものなんですけど、父が兄妹の人数分を、ある日すごく大事そうに持ち出して、『これはもう、君たちに渡したい』と、1人1本ずつ渡してくれたんです」
天音さんの話からは、イメージ通りのワイルドな藤岡弘、さんの素顔と、父としての愛情あふれる一面の両方が伝わってくる。インタビュー本編では「藤岡弘、の娘」だと世間に公表した経緯や、父から受け継いだ「仮面ライダー」への思い、過酷な撮影を乗り越えたエピソードについても詳しく語られている。
〈つづく〉

