上皇のご意向を受け、宮内庁が葬儀を大幅縮小する方向で検討していることが明らかになった。お互いに90歳を超えられた上皇ご夫妻。お墓、住居、相続、そして――お二人は様々な形で“終活”を進めておられるようだ。

 JR高尾駅から北に向かうこと徒歩20分、八王子市長房町。玉砂利を敷き詰めた参道の両側には、深い緑の北山杉が天を突くように連なっている。

 荘厳な空気に包まれて静かに佇んでいるのは、それぞれ、4300平方メートルの兆域面積(墓域の面積)を誇る大正天皇及び貞明皇后御陵と、昭和天皇及び香淳皇后御陵だ。

昭和天皇の武蔵野陵を参拝される悠仁さま ©時事通信社

 そして将来、その8割ほどの規模で寄り添うような形で小さく営建される予定なのが、上皇・上皇后の御陵である。

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上皇の葬儀は大幅縮小の方針

 9月2日、上皇の葬儀について、宮内庁が大幅に縮小する方向で検討していることが報じられた。

「昭和天皇崩御の際は、新宿御苑を一時閉鎖して皇室行事である『葬場殿の儀』や、国の行事である『大喪の礼』が行われ、海外の首脳ら約1万人が参列しました。上皇の葬儀では、儀式の場所を皇居・宮殿に変更。参列者数を4分の1、2500人程度に抑える予定です」(宮内庁担当記者)

 振り返れば、上皇は在位中から、葬儀や御陵のあり方について度々そのご意思を表明されてきた。

「宮内庁は2013年11月、『今後の御陵及び御喪儀のあり方についての天皇皇后両陛下のお気持ち』と題した文書を公表。葬儀の簡素化を掲げ、江戸時代以来の土葬を取りやめ、400年ぶりとなる火葬を望んでおられることが明らかになりました。上皇は合葬を要望されていたものの、美智子さまが『畏れ多い』と固辞。最終的に、大正・昭和天皇の御陵とは異なり、天皇陵と少し小さめの皇后陵が、不離一体となるよう上円下方墳を並べて整備される見込みです。天皇陵と皇后陵の間の樹林地が不要になることなどから、用地面積で見れば昭和天皇陵の半分ほどになります」(同前)

 在位中から、着々と“終活”の準備を重ねてこられた上皇ご夫妻。その動きは、19年4月末の退位後に加速している。まずは、新たなお住まいとなった仙洞御所(赤坂御用地内)のバリアフリー化だった。

現在のお住まいの仙洞御所 ©時事通信社

「仙洞御所は、上皇陛下がかつて皇太子だった頃に暮らしておられた場所。転居に際し、20年度の概算要求では、仙洞御所の改修費として7億1000万円が計上されました。スロープや手すり、エレベーター1基が設置されたほか、浴室の段差をなくす工事なども行われています」(同前)

《この続きでは、上皇ご夫妻の体調の異変と相次ぐお出ましの中止、生前退位や皇室典範改正問題で上皇が懸念された「保守派」の存在、外国の元首からのプレゼントや献上品などにまつわるご夫妻の“相続問題”などについて詳しく報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および9月10日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる》

この記事の詳細は「週刊文春電子版」でお読みいただけます
《葬儀の大幅縮小、お出ましの中止が相次ぐ…》上皇ご夫妻の“終活”

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