「2分で戻ります」と張り紙を残したまま、52歳の女性が忽然と姿を消した。ウェールズの小さな町で起きたこの失踪事件は、やがて思いもよらない事態へと向かっていく。
所持品も車も残したまま——消えた女性の「最後の目撃情報」
1990年6月16日、ウェールズ北東部の町ランゴレンでアンティークショップを経営するトレヴァリン・エヴァンス(当時52歳)は、午前9時半に店をオープンした。その日の午前中だけで約25人の客や友人が訪れ、彼女はいつもと変わらぬ明るい様子で「今夜友人宅のパーティに行く予定だ」と話していたという。
昼12時半、彼女はドアに〈2分で戻ります〉と張り紙を残し、店を出た。こうした張り紙は珍しくなかったため、客たちは帰りを待ち続けた。しかしトレヴァリンが戻ることは、二度となかった。
最後に目撃されたのは14時半、自宅方面から店へ向かって歩く姿だった。警察が確認したところ、店内にはハンドバッグ、化粧道具、車のキーが残されたまま。車も近くの駐車場に置かれていた。警察はランゴレン一帯を徹底捜索し、1500人以上への聞き込み、700台以上の車のチェックを行ったが、すべて空振りに終わった。
捜査が行き詰まるなか、夫リチャードは「妻は生きている」と信じ、5千ポンドの懸賞金をかけて情報を募った。
だが1997年にトレヴァリンへの死亡宣告が出た4年後の2001年、警察はその夫リチャードを妻の殺害容疑で逮捕する。周囲から「仲睦まじい夫婦」と思われていた2人の間に、何があったのか——。
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【本編はこちら】「殺害されたことは間違いない」警察が夫を殺人容疑で逮捕、ところが…《52歳女性・失踪事件》あまりに“後味の悪いその後”へ続く——
