「千葉豪雨の翌日に現地入りしましたが、海や川からも離れ、海抜22メートルの場所で自動車が水没したケースもありました。都市型水害の典型である内水氾濫は、どこから水が来るか分からないのが怖いところ。川の近くではなく、一定の標高があっても、地面に凹凸があれば、低い場所から水が溜まっていく。土地の高低差は、ネット上で国土地理院の地理院地図を開き、確認ができます」

千葉を襲った記録的な大雨 ©時事通信社
千葉を襲った記録的な大雨 ©時事通信社

 前出の高荷氏も、こう付け加える。

「地理院地図には『自分で作る色別標高図』という機能があり、50センチ単位で土地の高低を調べることが可能です。雨の日に自宅のある地域を散歩し、水の流れや溜まりやすい場所を実際に見ておくと、よりイメージしやすいはず」

ADVERTISEMENT

雨が降ってきてから逃げるのでは遅い

 豪雨や台風は、突然発生する地震と違い、気象情報などで事前にある程度の規模を予測できる。にもかかわらず、(3)災害が起きるまでアクションを起こさないのはNGだ。

 元東京都職員で『水害列島』(文春新書)などの著書があるリバーフロント研究所審議役の土屋信行氏はこう警鐘を鳴らす。

「特に、ハザードマップ上で浸水の危険があるエリアに住んでいる人は、雨が降ってきてから逃げるのでは遅いんです」