オールヌードを披露も……
五木寛之原作の同作には、佐藤浩市、桃井かおりなど当時の人気俳優が出演。杉田は、佐藤が演じた伊吹信介を慕う牧織江を担当した。田舎から上京して不慣れな都会暮らしに疲弊する純朴な織江を、持ち前の演技力で杉田は表現。終盤で披露する濡れ場も堂々としたものだった。
下着姿になった杉田は、おもむろにブラジャーを脱ぎ、形の良いバストを露出。少しポッチャリとした裸体を見せ、佐藤に荒々しく胸を揉まれディープキスする濡れ場を演じている。激しい濡れ場ではないものの、かつて天才子役と呼ばれ、国民的な人気を得た杉田のヌードは話題となった。その後は、映画『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』をはじめ、ドラマ出演も増えていくが、往時のブレイクから考えると物足りない日々が続くことになる。
しかも、26歳の時に父親が保有した不動産に関連して連帯保証人となり、合計で1億円ほどの借金を背負うトラブルも発生。演技の仕事も減り続ける中での多額の借金を抱え、どんな仕事でも請け負うようになっていった。
本人は過去に週刊誌のインタビューで、死体役やハローワークがつくる失業手当の解説ビデオにも出演したことを告白している。この頃の杉田を知る、古参のテレビ関係者が当時の状況を解説してくれた。
「杉田さんは、プライベートの問題が大きく取り沙汰され、スキャンダル女優というイメージが強くついてしまった。そのため、ドラマや映画にキャスティングされにくくなりました。それに、本人も過去に話しているように天狗になっていた時期が長く、少なからず杉田さんを嫌っているドラマや映画の関係者もいました。手を差し伸べる業界関係者が少なく、どんどん女優としての仕事がなくなっていく状況でした」
八方塞がりとなった杉田だったが、ここから大胆な方法で再ブレイクのきっかけを掴むことになる。それが、ヘアヌード写真集や自伝本の発売、そしてバラエティ番組への方向転換だった。(つづく)
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