「市役所の者です」――そう言って女子大生の部屋に上がり込んだ自称・霊媒師の男(当時43)は、「子宮ガンになる」「水子の霊が憑いている」と告げ、巧みな心理操作で被害者を支配していった。平成20年に発覚した連続わいせつ事件の手口は、あまりにも卑劣なものだった。
「ウソをついても無駄だ」――恐怖と心理支配の連鎖
犯人は白昼、市役所職員を装って女子大生・A子さん(同21)の自宅を訪問。身分証を確認するふりをして部屋に上がり込むと、「私は霊媒師もしている」と切り出し、「水子の霊が憑いている。いずれ子宮ガンになる」と言い放った。
A子さんはスピリチュアルへの関心が強く、祖母の水子供養を幼少期から経験し、叔母を子宮ガンで亡くしていた。松永の言葉は、偶然にもA子さんの恐怖心を的確に突いた。
「私は何でも分かる。ウソをついても無駄だ」と繰り返した犯人は、彼氏との関係悪化まで言い当て、A子さんを完全に信じ込ませていく。
「お願いします」と言わせた後は、「乳ガンの検査をするから服を脱ぎなさい」「放尿するところを見せろ」と次々に要求。さらには性行為にまで及び、「今、水子の霊を掻き出しているんだ」と言い訳した。
行為の後、犯人はA子さんから7000円を奪い、「除霊を完全なものにするために肉を食べなければならない」と焼肉店まで連行した。
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【本編はこちら】「服を脱ぐんだ」強姦した女性に“除霊費”を請求、次は焼肉屋に連れてって…6人の女性を食い物にした「わいせつ霊媒師」の“あまりに情けない最後”(平成20年の事件)ーー
