考えてみると、進次郎に対し「バカ」(ストレートでごめんね)という方向性の揶揄はあっても、政治家によくあるその他の負の要素は案外少ない。自民党のような古株議員のおじさん臭、維新の政治家のような暴力・パワハラ臭、石丸伸二の冷笑臭、ついでに斎藤元彦が持つ支持者のカルト臭、すべての要素が少ないのだ。スタンスがしっかり「新世代」の男性なのである。

イラストレーション:能町みね子

 彼は、言うなればマリウス葉が問題視するような部分をちゃんと踏まえた上で動いている。これはとても怖いと思う。結局、一政治家が本格的に嫌厭されるのは能力よりも姿勢の部分が大きい。そこにマイナスが少ないとなると、彼は早晩、能力など関係なく空気感だけで巨大な支持を得そうだ。これが父の血……。

 このイメージが覆えるとすれば……不倫しかない。かつて彼は既婚女性とスキャンダルがあったけど、ほぼ無傷だった気がする。アキレス腱は一応まだ残っている。

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(「週刊文春」2025年7月3日号を加筆・修正)

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次の記事に続く 高市早苗のいわゆる台湾有事発言を非難する人に対し、立川志らくが『ひるおび!』で発言した「日本人じゃないの?」