佐賀県が中核となって整備された「SAGAアリーナ」内に、山口祥義知事(61)が主に利用する「隠し部屋」が存在していることが、「週刊文春」の取材でわかった。部屋内部の写真を入手した。佐賀県報道課も取材に対し、部屋の存在については認めた。
4選を目指し、事務所開きを行った
山口氏は旧自治省出身で、2015年の佐賀県知事選で初当選。現在3期目で、12月に控える県知事選に4選を目指している。9月26日には佐賀市内で事務所開きを行い、約400人の支援者らを前に「先々に希望が持てる佐賀を」などと決意を述べた。
そんな山口氏が近年、目玉政策として注力してきたのが、JR佐賀駅から徒歩15分の場所に位置する「SAGAアリーナ」の開業だった。
「佐賀で開催される国民スポーツ大会に合わせ、アリーナ単体で県費約257億円をかけて着工、2023年5月に開業しました。約8400席を備える九州最大級の多目的アリーナで、スポーツや音楽イベントなど多様な使途が可能です。バスケや女子バレーなど、佐賀に本拠を構えるプロスポーツチームのホームゲームも開催されています」(地元関係者)
「隠し部屋があり、飲み会などを開いているんです」
県職員が声を潜める。
「アリーナ内には知事が主に利用する『隠し部屋』があり、飲み会などを開いているんです」
「週刊文春」は今回、この「隠し部屋」の写真を入手。棚には焼酎や日本酒、ハイボール缶やビール缶におしゃれなグラスが並んでいた。
だが、巨額の県費が投入されて整備された施設にもかかわらず、部屋の存在や用途は県民に伏せられたままだ。
「ホスピタリティの一つとして、アルコール類を置いている部屋も」
山口氏に「隠し部屋」の存在について見解を求めたところ、佐賀県報道課を通じて、「『隠し部屋』はありません」「私の私的利用はありません」としつつ、「ホスピタリティの一つとして、アルコール類を置いている部屋もあります」などと回答した。
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、全10枚に及ぶ「隠し部屋」の写真のほか、県職員やアリーナ使用業者らの証言、山口氏との一問一答などについて詳報している。




