〈あらすじ〉

 サイバーセキュリティのエキスパート、ダニエル(ジョシュ・オコナー)は追い詰められていた。勤め先から機密情報を盗み出したために、恋人のジェーン(イヴ・ヒューソン)とともに命がけの逃走を強いられていたのだ。彼らを追う組織のリーダー、ノア(コリン・ファース)は、背後に元同僚のヒューゴ(コールマン・ドミンゴ)の存在があるのではないかと睨むが……。

 一方、カンザスシティのローカルテレビ局で気象キャスターとして働くマーガレット(エミリー・ブラント)の身にも異変が起きていた。目を見るだけで相手のことが瞬時に理解できてしまったり、知らないはずの言語を自在に操ったり。そして、生放送で未知の言語を発したかと思うと昏倒してしまう。そんな彼女にも追手がかかり――。

〈見どころ〉

 音楽を手掛けたのは、スピルバーグと組むのは本作が通算30作目となる名作曲家ジョン・ウィリアムズ。撮影は、『シンドラーのリスト』など20作品でタッグを組んできたヤヌス・カミンスキー。

話題沸騰のスピルバーグ監督最新作!
今、世界に開示(ディスクローズ)される“最高機密”

「僕らは宇宙で唯一の存在なのか、あるいはそうでないのか?」――そう問い続けながら『E.T.』『未知との遭遇』などの大ヒット作を手掛けてきた巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作。同テーマの最終アンサーにすべく発表されたSFサスペンス。北米での公開初週で70億円の興収を記録、ランキングでも首位発進となり、監督の完全オリジナル作品としては過去最高のオープニング成績を飾った。

© Universal Studios. All Rights Reserved. 配給:東宝東和
  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆とくに斬新な方法論を提示した映画ではないが、観客を楽しませる見せ方を熟知しているのはさすがにこの監督。『激突!』をアップスケールし、『未知との遭遇』の一手先を描いて、「スピルバーグ大全」を仄めかせた余裕に口笛。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆好きな人にはたまらない「79年続くデマは終わりだ」と大真面目で創られた傑作なのだろう。しかし勿体ぶった展開と、次回作を待てと言わんばかりの結末。管理する側の困惑と混乱が見どころか。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆これはジョークではなく本気。宇宙人信仰者としてのスピルバーグが全力でアクセルを踏み続け、珍作ゾーンへとぶっちぎっていった。『未知との遭遇』等の自作解題であり、裏の『フェイブルマンズ』的な真剣告白と言えるかも。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★★再び「空の光」を描き、「他者との共感」という哲学を提示する。カミンスキーの計算された光と不安を煽るカメラの動きがドラマのスリルを高め、心揺さぶる音楽と共に魅了する。冷笑的な世界に希望を灯す流石の巨匠の手腕。

  • ゲスト評者
    片岡一郎(活動写真弁士)

    ★★★★★破綻している。万人向けの作品ではない。だが、我々は宮﨑駿やコッポラといった映画で世界を変えた巨匠の内面がむき出しになった近作を見ている。本作も同じだ。スピルバーグのエゴと向き合えるのは最上の幸せでもあるのだ。

    かたおかいちろう/1977年生まれ。2002年に澤登翠に入門、同年デビュー。日本を代表する活動写真弁士として国内のみならず国際的に活動中。映画『カツベン!』の実演指導や『ゆきてかへらぬ』などに弁士役で出演も。著書に『活動写真弁史 映画に魂を吹き込む人びと』がある。

  • 最高!今すぐ劇場へ!★★★★★
  • おすすめできます♪★★★★☆
  • 見て損はない。★★★☆☆
  • 私にはハマりませんでした。★★☆☆☆
  • うーん……。★☆☆☆☆
マーガレットとダニエルを追う謎の組織は、79年間、ある情報を管理下に置き、真実を隠し続けてきた。それは「世界の秩序を守るためだった」と彼らは言うが……。
© Universal Studios. All Rights Reserved. 配給:東宝東和
INFORMATIONアイコン

『ディスクロージャー・デイ』
公開中
監督・原案:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:デヴィッド・コープ(『ジュラシック・パーク』)
2026年/米/原題:DISCLOSURE DAY/145分
https://disclosureday.jp/