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夢拓く一歩、ジュニアトーナメント

 そんな森選手がかつて出場した「ジュニアトーナメント」。これは、プロ野球12球団がコミュニティ活動の一環として行う少年野球大会から、小学5・6年生を中心に選抜メンバーを集めてジュニアチームを結成し、争われるものです。「プロ野球という目標をより身近に感じられるように」という思いから、球界再編後の2005年に始まり、毎年12月に行われています。

 このジュニアチームが、サッカーのように下部組織として機能すれば、メンバーは将来、チームの一員として……という眼差しで、継続した楽しみが膨らんでいくのでしょうが、いかんせん、プロ野球にはドラフト制度があるため、実現は難しいんですよね。

 ちなみに、バファローズジュニア出身としては、森選手のほか、同じライオンズの西川愛也(にしかわ・まなや)選手=2017年ドラフト2位、福岡ソフトバンクホークスの九鬼隆平(くき・りゅうへい)選手=2016年ドラフト3位がいます。バファローズファンの皆さん、注目のうえご声援下さい。「同じ釜の飯を食った選手たち」ですよ。

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 逆に、バファローズには他球団のジュニアだった選手がいます。2011年の大会でベスト4だったホークスジュニアのOB・西浦颯大(にしうら・はやと)選手。去年のドラフト6位だったルーキーは今月1日に1軍登録され、その日、8番・ライトで先発出場したイーグルス戦でプロ初ヒットを放ちました。これからが楽しみな選手です。……ちなみに、相手の藤平尚真投手はマリーンズジュニアの出身だったりします。ここまで書くとかなりマニアックになりますが、そうやってみんなプロへの道を歩んできたんだなぁということが解りますよね。

 今年も訪れる「ジュニアトーナメント」。そこにはきっと、数年後のプロ野球選手がいるはずです。ファンの皆さん、ぜひ注目してご覧下さい。そして野球も、コラムも、ファイナルの戦いをお楽しみ下さい!

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