2013年12月に「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長が射殺された事件。京都地裁は10月16日、殺人などの罪に問われていた特定危険指定暴力団工藤会系組幹部、田中幸雄被告(59)に対し、無罪(検察の求刑は無期懲役)判決を言い渡した。

餃子の王将・亡くなった大東隆行元社長 ©時事通信社

「この事件では首謀者はもちろん、指示役や共犯者すら明らかになっていない。今回の無罪判決を受け、このままでは『未解決事件』として終わる可能性が高くなりました」

王将本社前を捜査する警察 ©時事通信社

 そう指摘するのは、ノンフィクションライターの西岡研介氏だ。西岡氏は今年4月から捜査関係者や工藤会関係者などに取材を進める過程で、闇に消えた“2人の黒幕”の存在にたどり着いた。

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「捜査本部は2022年10月28日、田中・元被告逮捕と同時に、この2人の人物に対し、『重要参考人』として任意同行を求め、事情聴取を行っています。1人は、1995年から2006年までの12年間で、王将と260億円もの不正取引を行っていたとされる実業家。もう1人は事件の約1年前から、実業家のスポンサーとして登場した人物です」

 そして、この実業家のスポンサーは、工藤会と深い結びつきがあった――。

無罪判決を受けた田中元被告からの手紙

「週刊文春 電子版」では、西岡氏による事件のレポートを4回にわたって配信している。2人の“黒幕”の詳細や田中・元被告が西岡氏に宛てた便せん5枚に及ぶ手紙の内容を読むことができる。

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最初から記事を読む 《無罪判決》王将社長の射殺事件で逮捕、ヒットマン田中幸雄被告から週刊文春に手紙が届いていた! 無罪主張に明かしていた思い