2013年に「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの大東隆行社長(当時72)が射殺された事件で、殺人などの罪に問われた特定危険指定暴力団工藤会系組幹部・田中幸雄被告(59)の判決公判が10月16日、京都地裁で開かれた。裁判長は、現場の状況証拠の関連性を認めず、無罪を言い渡した。
逮捕後も一貫して無罪を主張していた田中被告。初公判を前に「週刊文春」編集部に届いていた手紙について報じた当時の速報記事を再公開する。(初出:文春オンライン2026年10月14日配信)
田中被告から届いた手紙…逮捕後に初のメディア取材
田中被告から「週刊文春」編集部に手紙が届いていた。同被告が逮捕後にメディアの取材に応じたのは初めてのことだ。
被告は別の銃撃事件で服役中の2022年10月に逮捕された。検察側の求刑が無期懲役であるのに対し、田中被告側は一貫して無罪を主張。ノンフィクションライターの西岡研介氏が田中被告に手紙を送ってから約2週間後の2026年7月14日、返信先としていた「週刊文春」編集部に被告から返事が届いた。
「自分が無期だろうが死刑だろうが…」
〈私は一命を賭して任侠道に邁進すると心に決めた以上、その決心には一片の曇りも持たぬよう努力しております。ですから、自分が無期だろうが死刑だろうが、秘事、暗部を……〉
現在は京都拘置所の独房に収監されているという田中被告。手紙は便せん5枚に及び、逮捕されてからの日々や公判で語ったときの想いなどが綴られていた。手紙の全文や西岡氏による事件のレポートは現在配信中の「週刊文春 電子版」で読むことができる。また、続報記事の配信も予定している。


