32歳のとき、大腸がん「ステージ4」の告知を受けた寝り子さん(33)。がん発覚後にYouTubeチャンネルを開始し、登録者数は15万人に迫る。

「トイレの度に水が真っ赤に染まるくらい、ブワーッと大量の血が出るようになって」——そう語る寝り子さんが、がん発覚の経緯と告知時の家族の反応を明かした。

寝り子さん ©三宅史郎/文藝春秋

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「どす黒くてどろっとしたレバー状の塊が…」大腸がん発覚までの経緯

 寝り子さんはもともとお酒もタバコもやらず、ボクシングジムに通って筋トレをしていた時期もあるような、健康的な生活を送っていた。異変を感じたのは告知の約3年前。トイレットペーパーにうっすら血がつくようになったが、「痔だと思って、ボラギノールで対処していた」という。

 ところが2025年に入り、症状は急変する。「トイレの度に水が真っ赤に染まるくらい、ブワーッと大量の血が出るようになって」。さらに健康診断の便潜血検査でも要検査となっていたが、忙しさから後回しにしていた。

 4月頃には「どす黒くてどろっとしたレバー状の塊が出るようになって」、ようやく肛門科を受診。触診した医師の顔色が一変し、「腫瘍ができています。明日もう一度検査をするので絶対に来て下さい」と強く告げられた。

母は「ドラマの中の話みたい」と呆然

 翌日の内視鏡検査で腫瘍を自分の目で見た寝り子さんは、「素人から見ても絶対にポリープじゃない、めっちゃ凶悪な顔つき」と直感し、その時点で「がん」を確信したという。

 ゴールデンウィーク明けに大きな病院を受診し、大腸がんステージ4の告知を受けた。両方の肺と太ももの付け根、大動脈近くのリンパへの転移も判明し、「まさかこんなに悪くなっているとは」と愕然としたと語る。

 告知後、家族に伝えると母は「ドラマの中の話みたい」と呆然とした様子だったという。感情を表に出さない父は、告知を受けた日から一日も欠かさず仕事の昼休みに神社へお参りに行っていることを、寝り子さんは後から知った。

 隠れて泣いていた妹の話を聞いたとき、「がんの告知では泣かなかったけど、初めて涙が出ました」と寝り子さんは明かす。

 診断から検査、治療、そして家族との日々について、インタビュー本編で詳しく語られている。

〈つづく〉

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