2/3ページ目
この記事を1ページ目から読む
連絡を受けて荒川さんの異変に気付いた兄は、急遽、一時的な同居を提案。荒川さんは兄家族の家でしばらく暮らすことになった。
「兄家族とは、もともと仲が良かったのでみんな優しく受け入れてくれました。そこで10年ぶりに誰かと一緒に食卓を共にして、ホッとできる時間を過ごせたんです。義姉に作ってもらった温かい食事を食べたら、『一人で生きてみせる! なんて息巻いていたけど、実際には全然一人でなんか生きてはいけなかった』って涙がボロボロ出てきて。家族の温もりや何もしない穏やかな時間をもっと大事にして、もう一回きちんと生き直してみたい、という気持ちになりました」
家族という存在がくれる温かさに気づき、「もう一度結婚したい」と前向きさを取り戻したという。
「もう55歳だし、出会いの機会が少ないことはわかっていたので、すぐに東京で有名な結婚相談所に登録しました。振り返れば50代に突入してから疲れた、寂しいという感情はずっとどこかで持っていたけど、意地を張っていたんですよね。心も体も無理をしていたんだと思います」
婚活費用は120万円…条件は「年収700万円以上の男性」
人生のどん底から婚活へと舵を切った荒川さん。結婚相手の希望などはあったのだろうか。
「条件としては、年齢が3歳下から6歳上ぐらい。お相手の年齢や経験などから考えて、年収700万円以上の男性を希望しました。あとは兄家族と過ごした穏やかな時間を思い出し、笑顔でご飯を美味しいねって一緒に食べられる人が一番の条件でした。若いときは成功していて自信満々のタイプの男性が好きだったけど、そんなことより本音で話せて自然体でいられる相手が一番いいなって気付いたんです」