サンリオの中国現地法人「三麗鴎(上海)国際貿易有限公司」は10月28日、TBS系ドラマ「VIVANT」とのコラボレーション事業を中止すると発表した。サンリオの企業理念「みんななかよく」にそぐわない表現が含まれていると判断したためで、今後の関連企画なども全て中止するという。
「劇中で“中国の秘密情報組織”が主人公の仲間を監禁し、指を切断する拷問シーンに中国側が反発。人民日報系の環球時報は『ハローキティは日本の右翼と踊るべきではない』との社説を掲載し、『反中コンテンツに協力すれば、売り上げに加え長年築いた信頼も損なわれる』などと批判しました」(市場関係者)
コラボの中止を決断したのは、創業者・辻信太郎名誉会長の孫にあたる辻朋邦社長(38)だ。同社の人気キャラクター「ポムポムプリン」のような愛嬌ある風貌で知られている。
「慶応大学出身で、大手食品メーカーに勤務していましたが、2013年11月に副社長だった父が急死。翌14年1月に急遽サンリオ入りし、20年7月に社長に昇格しました。21年3月期には12年ぶりに最終赤字に転落するなどどん底状態でしたが、その後、サンリオの業績をV字回復させた。今年3月期には800億円近い営業利益を叩き出しました」(同前)
《この続きでは、サンリオの業績拡大に貢献してきた中国事業の詳細、「VIVANT」のコラボを中止したサンリオへのマーケットからの評価、以前からサンリオが織り込んでいた中国市場の“リスク要因”などを銀行関係者、金融関係者の証言とともに報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および11月5日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる》

