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「わたし、肉食だから」とか自称する女の人はなんなの問題

女性経営者の誕生日パーティーで思ったこと

2018/11/01

「人脈作りの場」と張り切って自己アピールしに来ている人たち

 多少ビッグマウスでも言い続けることで自分を奮い立たせられるとか、目標が明らかになって頑張れるとかいうのはあると思うんですが、誰かの「こう見られたい自分」と、外から見えるお前との間の落差ってのがかなりある場合は周りがそっと「お前、分を弁えろ」って言ってやる必要があると感じます。

 で、その誕生会に集まった人たちというのは、もちろん素晴らしい男性も女性もおったわけなのですが、どうも「人脈作りの場」と張り切って自己アピールしに来ている人たちが渦を巻いていたわけです。みんな気軽に人脈が欲しいって言いますけど、誰かに気に入られれば仕事や人生や家庭がイージーモードになるものだと誤解しているように思うんですよね。

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「私いまサイバーエージェントに勤めているんですけど20代のうちに起業する人を助けるベンチャーキャピタルを起ち上げたいと思っているんです」とキラキラした眼でプレゼンされたりもするのですが、その顔自体がすでに粉飾なのではないかと思うとあまり前向きな気分になることができません。毎晩化粧を落とすたびに恐怖体験をその場にいる人全員が手軽に味わえるサービスでも提供すれば怖いもの見たさのお客様から好評を博すことができそうでいいんじゃないかと存じます。

「へえ、凄いですね」以外のリアクションをどうとればいいのか

 あるいは「元リクルートとしての人脈を生かして」とか「働きながらMBAに通っていて大手コンサル会社に転職しようと思っている」とか、まあみんなそれぞれの人生を精一杯前向きに生きようとしているのは素晴らしいと思うんですけど私には関係ねえよ。「へえ、凄いですね」以外のリアクションをどうとれば彼らの期待に応えられるのかがまず良く分かりません。30歳過ぎて「僕は京都大学を出て留学して大手企業に就職しました」とかお前の素敵な経歴を語られても困るわけですよ。興味ないって言ってんだろ。意識が高いというよりは、知力が低いという印象以外持てないのです。

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 そうは言っても、夢の持てる若さっていいなと思ったら、いい歳した落選議員が近寄ってきて「僕もネットで政治解説の動画をやりたいと思っているので是非フォローしてください」とか言われたり、身なりの良いおばさんが初対面なのに「儲かる銘柄を教えてください」と聞いてきたり、お前らホストである女性経営者の誕生日だという意識ゼロだろ。祝う気持ちとかないの?