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緻密な体調管理 ロッテが最高の状態で開幕を迎えられる理由

文春野球コラム ペナントレース2019

2019/03/29
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コンディショニング部門の挑戦と進化

「例えばですが、移動試合やナイターの翌日のデーゲームなどは練習をあえて短くするというプランも出ています。それは蓄積された数値があればそれに基づいて総合的に判断をすることが出来る。今年はそういうことも行っていければと思います」

 組織強化の目玉として今年はチーム戦略部を新設し複数のアナリストを配置した。それはもちろん、試合におけるデータ解析が中心ではあるが、選手コンディションなどのデータ化と組織内で広くそのデータを見ることが出来るシステムの開発も行っている。

 16年の最多本塁打王のレアード選手がファイターズから加わった。メジャーのツインズ時代に球団記録となる147メートルの飛距離の本塁打を放つなど本塁打の申し子・バルガス選手も加わった。「二人の加入で長打力が格段に増した」と自信を深める井口資仁監督。さらには投手起用に長けた吉井理人コーチがファイターズから加入し投手陣の再整備が進んだ。選手たちも強い競争意識と刺激の中、例年にはない活気を帯びている。すべての部門で上積みと厚みを作った2019年の井口マリーンズ。さらにコンディショニング部門の挑戦と進化を加え、いよいよ1974年以来となるリーグ1位でのリーグ優勝の悲願が現実味を帯びる。長丁場のペナントレースを制するのは井口資仁監督率いる千葉ロッテマリーンズ。新元号、最初のチャンピオンとなるべく、戦いに挑む。

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梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報)

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