「コロナの影響で飲食店のアルバイトがなくなって韓国に行けなくなりそうなので、彼(斡旋者)に助けを求めたということでした。お手当はこちらから尋ねる前に、『私は1回5万円いただきますが、それでよろしいでしょうか』と言うので決まりました」
しかし、同月のうちに、雅之さんを原因不明の体調不良が襲った。
原因不明の体調不良で「何を食べても味がわからない」
咳が止まらず、呼吸困難に陥り、体中に激痛が走って眠ることもできない。雅之さんは、これまでの人生で味わったことのない苦しさだったと回想する。
「あまりにきつくて午前3時にデリバリーの医師を呼んだら、体温だけ測って『熱がないのでコロナではありません』と言われてロキソニンを処方されました。結局、2週間寝込みました」
愛美さんが来て近くのコンビニでレトルトカレーやキムチを買ってきてくれたこともあったが、何を食べても味がわからなかったという。新型コロナウイルスに感染していたかどうかは検査を受けていないので不明だが、直後に愛美さんも「風邪をこじらせた」と言って2週間ほど寝込むことに。
また回復後、赤坂のラウンジで働く以前のパパ活相手から「コロナでお客さんがいないから来て」と頼まれて顔を出したが、その女性も4月に肺炎で入院した。「密」な関係性の中で、原因不明の体調不良が続出したのだ。
女性の“素人感”が合わなかった
感染リスクを冒してまで会いに来てくれた愛美さんだが、雅之さんは3~4月に数回会ううち、関係を続けられないと判断した。雅之さんいわく、「私みたいな良い子は他にいないでしょという雰囲気を出してくるし、飲んだ物をそのまま置いて帰るとか掃除ができないとかだらしないし、性的なことでも自分勝手すぎる」というのが理由だ。
パパ活は水商売や風俗とは違った素人の女性と出会えるのが男性側にとって魅力だと言われるが、「(愛美さんのような)素人感は僕には嬉しくない」とぼやく。
愛美さんに計50万円ほどのお手当を渡して関係を終えた今、雅之さんのパパ活には、緊急事態宣言以前とは変わったことが2つあるという。