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何があっても、アツさんが守ってくれるはず

 そして、時は流れ、アツさんは一軍のスタメンキャッチャーになり、僕も2014年以降は一軍でバッテリーを組ませてもらうことが増えました。良い時も悪い時もアツさんとは試合後に意見を交換させてもらっていました。

 2017年4月5日の中日戦。3対3の同点で延長11回、12回を抑えた時に、僕とアツさんのガッツポーズがシンクロしたのも嬉しい思い出です。

 入団して、アツさんに初めてお会いした時もそうでしたが、自分がカープを辞めることが決まり、最後にアツさんにご挨拶した時、本当に強く握手してもらいました。男としての強さ、かっこよさをずっと変わらず持ち続けているアツさん。「これからの人生の方が長いからな」といただいた言葉を大切にしていきます。

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 キャッチャーという過酷なポジションで、野球の守備陣で唯一、全員を真正面に見渡すポジションにいながら、背中で語る、背中で引っ張る、そんなカッコいいアツさんに心より感謝の気持ちでいっぱいです。

 今年は坂倉将吾選手が捕手専任となりましたが、アツさんはスタメンでもベンチスタートでもチームに徹する仕事をされています。ある試合で坂倉選手がホームランを打った時に、最後列で出迎えて、満面の笑みでハイタッチし、頭をポンポンとしていた姿を見て、本当に自分のことよりもチームが勝つことを第一に考えているのだろうなと思いました。大きい屋根の下で同じ家に全員がいる今年のチーム、その大きな屋根の下でアツさんが全員を見護る。何があっても、アツさんが守ってくれるはずです。

 これからより大変な試合が続いていくと思いますが、本当にお身体を大事にしていただいて、そして必ずカープを優勝に導いてもらいたいです。僕なんかが言うのはおこがましいですが、面と向かっては恥ずかしいので、コラムを通して言わせいただきました(笑)。

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