(ながやまゆうこ 建築家。1975年、東京都生まれ。昭和女子大学生活科学部生活美学科卒業後、青木淳建築計画事務所を経て2002年に永山祐子建築設計設立。宇和島の木屋旅館、ドバイ万博日本館、東急歌舞伎町タワーなどを手掛ける。今年の大阪・関西万博では2つのパビリオンの設計を担当。)

家づくりってワクワクする! 初めてそう感じたのは、小学生の頃、実家の建て替えのために家族でモデルルームを巡った時。間取りも壁紙もさまざまで、足を踏み入れるたびに胸が高鳴りました。思えば、それが建築家としての原点だったのかもしれません。
新宿の東急歌舞伎町タワーをはじめ数々の名建築物を手掛ける建築家の永山祐子さん。生物物理学者の永山國昭さんを父に、『山と溪谷』などの著書で知られ登山家で英文学者でもある田部重治さんを高祖父に持つ。
1975年、東京・阿佐ヶ谷で産声を上げた永山さんだが、記憶にある最初の家はスイス。チューリッヒ工科大学で研究する父に伴われ、生後1年ほどでスイスに渡ったのだ。
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source : 週刊文春 2025年3月13日号






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