ハズキルーペ会長が理事長の武蔵野東学園で教員が大量離職「小学校では30人以上が…」

◼︎連続報道「武蔵野東学園のいま」

#10　今回はこちら

「本当にちょっと想像を絶するような事態が起きておりまして、是非大臣からも御見解を伺いたかったんですけれども」

　3月12日午前に行われた、衆議院文部科学委員会。質問に立った立憲民主党の五十嵐衣里議員は、阿部俊子文部科学大臣に、こう問いかけた。

「多様な背景を持つ学びの子たちが、現状、理事長の“専断的、独裁的”な行為によって脅かされている現実がございます」

　五十嵐議員がこう切実に訴えるのは、東京都武蔵野市に本拠を置く、学校法人武蔵野東学園のことだ。

国会で取り上げられた「週刊文春」報道

　一昨年、ハズキルーペで知られるHazuki Companyの松村謙三会長が同学園の副理事長に就任し、昨年2月には理事長となった。学園トップである松村氏の言動や施策が、生徒や保護者、教職員らとの間に大きな軋轢を生み、深刻なトラブルが勃発している。「週刊文春電子版」では、その詳細を昨年1月より9回に渡り報じてきた。

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