外交官に憧れ高校1年で単身、米国に渡った亜希子さん。帰国後すぐに22歳で結婚すると、助っ人外国人を英語で世話し、「読売の操り人形でいないで!」と夫を叱咤。愛息・一茂を巡っては……。
6月8日、曇天。
ミスタープロ野球・長嶋茂雄(享年89)の密葬が執り行われたこの日、東京都品川区西五反田にある桐ヶ谷斎場周辺は、早朝から物々しい雰囲気に包まれていた。
読売巨人軍がマスコミ各社に対し、取材の自粛を事前に要請していたため、報道陣の数はゼロ。それでも少し離れた道路の脇にはミニパトが停まり、警察官が辺りを巡回。斎場の前では喪服姿の男たちが鋭い視線で周囲を警戒していた。
「家族と過ごす時は、父は本当に太陽のように大きくて、明るくて暖かい日差しを私達家族に毎日降り注いでくれました」
喪主を務めた次女・三奈(57)は、前日の通夜で家族についてこう話し、球界の大物OBを含む126名の参列者が聞き入った。

その後、三奈は王貞治(85)や愛弟子である松井秀喜(51)にまつわるエピソードを披露。だが、長嶋を語る上でもっとも重要な女性については告別式でも最後まで語らなかった。
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source : 週刊文春 2025年6月19日号