佐々木朗希投手(23)のその日のピッチングは“DEMON”(悪魔)と評された。
10月9日(現地時間、以下同)、ドジャースは強豪フィリーズにサヨナラ勝ちをおさめ、3勝1敗で地区シリーズを制した。8回から3イニングをピシャリと抑え、流れを引き寄せた佐々木。直後のシャンパンファイトは“Shot for Roki!”(ロウキに乾杯)で始まった――。
一夜明けた10日。ほぼ1カ月ぶりのオフとなった日の夕刻、Zoomの画面上に現れた佐々木の表情は、充実感にあふれていた。
■佐々木朗希インタビュー連載「サイ・ヤングへの道」
第1回インタビュー(今年2月)はこちら
ケガからの復活が語られた前回(9月)はこちら
「ロウキ、肩の準備、できてるか?」「できてない」

――昨日は圧巻の投球でした。1対1の同点に追いついた直後の8回頭から、というのは想定していた?
「7回表が終わった時点では、次は(左腕の)バンダが行く感じでした。ところが、7回裏にムーキー(・ベッツ)が満塁から押し出しを選んで同点になると、急に雰囲気が変わって、ブルペンの電話が鳴り、『ロウキ、肩の準備、できてるか?』って。『できてない』と答えたんですが、コーチも困っていて……もういっか!とそのまま飛び出しました」
「こうしたらうまくいくな、という手ごたえを掴んだ」
――いきなり本塁打王のシュワバー選手が相手でした。
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source : 週刊文春 2025年10月23日号




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