90年代、都会的センス溢れる音楽で一世を風靡した小沢健二。米国人女性と結婚し、2児を儲けた“渋谷系の王子様”も今や53歳。その彼が人目を忍び、逢瀬を楽しむ相手がいる。青い髪も鮮やかな女性の正体とは。
「秘密はあるもの 隠すもの 追求されたら否定するもの」
5月21日、夜10時過ぎ。六本木・テレビ朝日の地下1階の楽屋から、男女2人の美声が廊下に鳴り響いていた。
アコースティックギターを片手に軽やかに歌う男は、シンガー・ソングライターの小沢健二(53)。その隣で、肩にかかる髪を鮮やかな青に染めた女性が、体を左右に揺らしながらハーモニーを奏でる。歌い終えると、2人の笑顔が弾けた。
11時頃、小沢はフランスの大衆車に乗って自宅へ。車を停めると、しばらくの間、携帯に目を落とす。車から降りた彼は部屋には戻らず、敷地の外に出るとタクシーに乗り換えた。コンビニエンスストアに立ち寄りシャンパンや白ワインなどを購入。待たせていたタクシーに乗り込み、首都高を駆けていく。
深夜0時、着いた先は外資系高級ホテルAが入る地上52階のビル。小沢はこのホテルの客室を仕事場として使っており、その夜もAのフロント階に直結する専用エレベーターに乗り込んだ。
そのわずか5分後、黒のバケットハットを目深にかぶった女性も同じエレベーターへと吸い込まれていく。帽子からは、印象的な青い髪がのぞいていた――。
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source : 週刊文春 2021年7月8日号