喫茶店に入ってスマホを忘れたことに気がついた。恐ろしいほど手もち無沙汰だ。スマホも本も新聞もない時代の人はどうやって過ごしていたのだろうか。子どもの頃は雲の動きやテーブルのキズを観察していた。
長生きしたいと思っても、時間をもてあます心配をする人は少ない。
人類は長生きを実現すると、延びた時間をつぶす方法を模索したが、解決は意外に簡単だった。すぐにラジオ、テレビ、スマホなどの暇つぶし装置が開発され、時間をもてあます危険はなくなった。それどころかスマホで睡眠を削らなくてはならないまでになった。
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source : 週刊文春 2026年2月12日号



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