社会人になってから数年の間、妹と一緒に住んでいた。疲れて帰った日のご褒美のつもりだったとっておきのアイスを勝手に食べられて激怒し、これええやん♪とその辺にあったセーターを着たらまだ私も着てなかったのに!と泣かれ、2人して元気のない時はえいやと思い切って宅配ピザをとり、休みの日は気が済むまでホラー映画を見続けたやりたい放題な祝祭の日々。『帰りに牛乳買ってきて 女ふたり暮らし、ただいま20年目。』を読んでいるとあの頃の記憶が呼び起され、思わず頬が緩む。妹の転勤によりやむなく解消されたが、宝物のような毎日だった。たとえ「そんなんじゃ彼氏できないよ?」と周りに心配され続けたとしても。あれ、本当に大きなお世話だったな。その時の私には必要なかったんだよ。
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source : 週刊文春 2026年3月26日号






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