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 老いてますます盛ん、という言葉にはなんとなく気おくれする。まさか、頭の中で、老いてますますお盛ん、に無意識に変換してしまってるわけではないと思うのだが、なぜかすごく前向きなイメージと共に、ちょっとギトッとしたテカリも感じる。

 この言葉を目にするのがいつかと考えたとき、自分で言っている人、もしくは自分を含む同年代の人たちに言っている印象がある。

「〇〇さんって、老いてますます盛んですね!」

 と他人が誰かに言えば、本人はいくら誉め言葉のつもりでも“老いて”というワードが決して響きの良い言葉ではないので、言われた方は(自分は老いていたのか……)とズガーンとショックを受ける可能性も、無きにしもあらず。

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source : 週刊文春 2026年4月2日号