電灯が幽霊と妖怪を消してしまった。

 アメリカで地球外生命体と未確認飛行物体に関する資料が公開されるそうだ。期待と不安。存在しない前提で話題に上り続けて来ただろうし、物語が紡がれて来たように思う。存在しないだろうけど、もし……というフィクション。それが実際の資料で存在が確認されていて、確認されていたどころか捕獲、解剖なんぞされていたら。ということは、地球に宇宙人が潜り込んでいた可能性も出てくる。目的はさておき人間として生活し、僕ともコミュニケーションをとっていた可能性まで出てくる。コミュニケーションをとっていただけでなく、僕が人間の記憶を植え付けられた宇宙人の可能性だってあるかもしれない。確かに普通の人間としては忘れ物は多いし、イラストによくある火星人の輪郭に似てなくもない。え……もしかして僕は宇宙人かも……という妄想はさておき、不安に感じるのはその存在の有無が白日の下に晒されてしまうことだ。

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source : 週刊文春 2026年5月7日・14日号