(ふくおかしんいち/1959年、東京都生まれ。京都大学大学院博士課程修了。米国ロックフェラー大学、ハーバード大学のポストドクター、京都大学助教授を経て青山学院大学教授。ロックフェラー大学客員教授。2007年『生物と無生物のあいだ』で第29回サントリー学芸賞受賞。)

本や昆虫の標本、切符、包装紙、箸袋まで何でも収集する癖があるんです。同じ家に住み続けるとエントロピー(乱雑さ)が増大するので数年おきに引っ越してモノを手放し、生活のバランスを保ってきました。これこそ生物が絶えず細胞の分解と排出を繰り返しながら、新しく作り直し続けて秩序を保っている生命の本質。私が提唱している動的平衡そのものです(笑)。
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source : 週刊文春 2026年8月13日・20日号
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