日本陸軍の参加兵力約10万人のうち、3万人もの戦死者を出したインパール作戦。新潟県村上市の佐藤哲雄さんは、この“史上最悪の作戦”に、高田(現上越市)の歩兵第58連隊の分隊長として参加していた。

撤退の道中、ハゲタカがね、羽を広げて体当たりしてくるんだよ。狙われたのは、負傷や飢え、マラリアなどの病気でフラフラになっている兵士。倒れたら最後、2羽3羽とのしかかられて、顔とか肌が出ている部分から長いクチバシでつつかれ、食われていく。
ヒョウも、衰弱した兵を襲おうと木の上から機会を窺っている。帯剣の剣先を上にして地面に刺して光の反射で威嚇し、おっぱらおうとした。だけど、バタバタと倒れた兵は、ハゲタカや猛獣に貪り食われ、わずか数日で白骨になった。
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source : 週刊文春 2026年8月13日・20日号
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