目的地はいつも遠く。
買い物は大変だ。買う物が明確な場合はまだ良いのだが、何となくの曖昧な時はいつまで経っても目的の店に辿り着かない。あっちへフラフラ〜、こっちへフラフラ〜。関係ないものを見て、必要のないものを買い、途中に食事なんか挟んだりして。目的の店に到着する頃には歩き疲れて頭も働かず選ぶのはまた今度となる。余計なものだけを抱えての帰路。まったく、何しに来たんだか。
行動だけではない、思考も同じ。考えねばならないテーマがあっても、思考の寄り道が常。本題がなかなか進まぬ。故に時間がかかる。ものづくりの時はさらに顕著。A案、B案、どちらを選択すべきかと悩んでいるといつの間にか別のテーマが浮かび上がり、そっちのA案、B案で悩み始めたりする。これはいかんと最初のテーマに戻ると今度はC案が出てきてABC案三つ巴戦争が勃発するといった具合だ。
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source : 週刊文春 2026年9月3日号






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