川端康成からゴダールまで 小悪魔・加賀まりこと男たち

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「週刊文春」編集部
エンタメ 芸能

 加賀まりこ(77)主演の「梅切らぬバカ」が11月12日に公開。加賀の主演映画は1967年の「濡れた逢いびき」以来、実に54年ぶりとなる。

 演じるのは自閉症の子を持つ母親。公開に先立ち10月22日に行われたイベントでは、自らの“息子”について語った。

「加賀は6歳下の演出家、清弘誠氏と18年ほど事実婚状態にあるが、清弘氏には自閉症の息子がいると明かし、だからこそ『演(や)れるかもしれない』と思った、と語った。加賀にとって今回の役柄は、実生活と不可分だったということなのだろう。『障がいのある人を見かけたら、手を差し伸べなくてもいいので、ほほ笑んでやってください』と呼びかけていた」(芸能記者)

「和製ブリジット・バルドー」とも称された ©文藝春秋

 大映のプロデューサーを父に持つ加賀は、高校在学中から飯倉のレストラン「キャンティ」に出入り。そこは田辺靖雄、大原麗子ら芸能界の遊び人からなる「六本木野獣会」のたまり場だったが、その中でも加賀の美貌は目立った。篠田正浩監督にスカウトされ松竹と契約。64年、20歳で主演した「月曜日のユカ」ではベッドシーンに挑んだ。

“小悪魔的”と称されたそのルックスは、とりわけ年上の男たちを魅了。

「芸名(本名は雅子)の名付け親、写真家の秋山庄太郎。女優業に飽いてパリに逃避した際、舞台出演を依頼し呼び戻した浅利慶太。パリではトリュフォーやゴダールとの交友もあったという」(ベテラン映画記者)

 川端康成もその一人。朝食を共にした際のことを、加賀はこう語っている。

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source : 週刊文春 2021年11月4日号

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