2022年が始まった。今年も本エッセーを宜しくお願い致します。
新年といえば何となく立ててしまうのが1年の目標。私は昨年、学生向けのコラムで「(将棋以外の)本を100冊読む」という目標を掲げたが、結果は半分にも満たなかった。あ、文春は毎週読んだぞ。合わせて達成ということにしよう……。
ちなみに(このエッセーを書いているのはまだ年末だ)2022年の目標は現時点では未定である。
本誌発売は6日。ちょうど仕事初めの方も多いことだろう。私たち棋士の仕事初めは公式戦だが、将棋連盟の新年の行事に1月5日の「指し初め式」がある。
1年間の幸福や健闘を祈念し、一局の将棋を棋士や関係者らが一手ずつ指し継いでいく伝統行事。つまりみんなで交代で指すリレー将棋のようなものである。
指し手に制約はないが、やはりお正月なので、勝敗が決するまで指さないことが暗黙の了解である。
なおこの指し初め式は東西で少しやり方が違い、東京は一つの将棋盤で一手ずつ、関西は沢山の盤を使って数手ずつ指す。同時に多人数が指せる関西は効率的だが、それ故にちょっとしたハプニング? もある。
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source : 週刊文春 2022年1月13日号