※連載第1回(「コーネリアス」にも「渋谷系」にも興味がない私が小山田圭吾にインタビューした理由)から読む
定期的な「プチ炎上」を誘発した“種火”
どうしても小山田氏に聞きたいことがあった。それは事実と異なる内容を語ってしまった「ロッキング・オン・ジャパン(1994年1月号)、同(1995年7月号)」、「クイック・ジャパン(1995年8月号)」が発売された当時のことだ。もし、社会的影響力のある雑誌に事実と異なるインタビューが掲載されたならば、すぐに訂正の申し入れや場合によっては抗議するのが当然だ。メディアにとって「事実誤認」は重大な過失であり訴訟に発展するリスクもある。もし、掲載直後に小山田氏が雑誌側と話し合い、ひとつの結論を出していれば、四半世紀の時を超えて、去年の夏のような大炎上騒動は巻き起こっていなかっただろう。
2021年9月初旬、私は「週刊文春」のインタビューで本人に直接この点を指摘している。
——誌面を見た時、事実ではないことが書かれていると感じたのであれば、抗議や訂正を申し入れることをしなかったのですか?
「確かに違和感はありました。その後(雑誌発売後)、ずっと引っかかるようになっていて、自分の胸に重くのしかかる感情が湧くようになりました」

——雑誌に記事が掲載された後、雑誌の担当者と連絡は取らなかったのですか?
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source : 週刊文春