人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
~ヌー銅物語 第3話~
「ねぇねぇ、お母さん、見て、これ、どうかしら?」
「どう? って、おかしなコねぇ。私たち銅像なんだから、銅に決ってんじゃないの」
「違うわよ、お母さん、私のこのファッション、どうかしらって聞いてんの」
「またまたおかしなこと言うわねぇ。そもそも私たちはヌードなんだから、ファッションなんて関係ないじゃない」
「だからぁー、よく見てよ、お母さん!」
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2022年3月3日号