俳優ジョニー・デップ(58歳)が元妻アンバー・ハード(36歳)を名誉毀損で訴えた裁判にもうすぐ判決が出る。4週間も法廷が生中継されて、毎日出るわ出るわ衝撃、笑激の事実の数々。SNSはワッショイお祭り騒ぎだ。

 この23歳差のハリウッド・スター・カップルは2015年に結婚し、早くも2017年に離婚。アンバーは慰謝料を700万ドル(約8億円)も受け取った。ところが、その翌2018年にアンバーはワシントン・ポスト紙にDV(家庭内暴力)の被害者として意見記事を寄稿。加害者の実名こそ出さないものの、どう考えてもこれ、デップのことだよね?

 デップは「アンバーに暴力を振るった事実はない!」と否定したが、ディズニーはデップ主演の『パイレーツ・オブ・カリビアン』6作目の製作を中止。さらに敵役として出演していた『ファンタスティック・ビースト』の3作目も降ろされた。その損害を理由に、デップはアンバーに5000万ドル(約63億円)の賠償を求めて裁判を起こした。これに反訴したアンバーの要求額は1億ドル(約125億円)。離婚絡みではケタ外れの額だ。

 争点はデップが暴力を振るったかどうか。実は、その証拠は、アンバーの目の下が赤くなっている自撮り写真しかない。警察を呼んだり病院に行った記録はない。アンバーが殴られたという時期にテレビ出演した映像でも顔は綺麗だ。

「女優ですから、いつもこのファンデを塗って痣を隠していたんです」と言ってアンバーの弁護士はファンデーションのパレットを法廷で掲げた。

「その商品を発売したのは、お二人が離婚した後です」

 なんとファンデのメーカーがSNSで指摘。あれれ。

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source : 週刊文春 2022年6月9日号