息子の自宅に両親を呼び寄せての介護生活のために開かれた、「サービス担当者会議」。専門家らの中で息子は「キーパーソン」と呼ばれ、事あるごとに意見を求められる。“呼び寄せ介護”には決めるべきことが山積みで……。
私の家で仮住まいをしている母親(74)が今年からデイケア(通所型リハビリテーション)に通い始めたことは以前記した。


1人で施設に通う母親を心配した父親が、自分も同じ施設でリハビリがしたいと担当のケアマネ(ケアマネジャー)に相談したのは、今年になってからだ。昨年末に入院した父親は、心臓にペースメーカーを埋め込み、足も不自由。そこで、一緒にリハビリに励んで、自らも体力を回復したいと思っていた。
そんな父親の希望に対しケアマネは、こう話した。
「要支援認定の申請をしてみたらどうでしょうか。デイケアは要支援の方も受け入れができます。もし認定されて、主治医の先生に診断書を書いていただければ、同じ施設でリハビリを行うことができますよ」
このアドバイスを受けて、すぐに役所へ申請をすると、私の自宅に区の職員が来て父親への聞き取り調査が始まった。
「何にも掴まらないで、そこまで歩けますか?」
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source : 週刊文春 2022年8月11日号