マスクをするようになり、もう3年近くになる。もはや顔の一部となっているのは事実だ。
ズボラな私は最初の頃、
「これで化粧をしなくてもいいかも」
と、ちょっと嬉しかった。
眉をちょこちょこっと描いただけで、平気で電車にも乗った。真夏でもスッピンで出歩く。マスクをしているから紫外線から守られていると思っていた。
ところが気づくと、大きなシミがいくつか。
「ヒエーッ!」
必死でパックに励み、高い美容液を叩き込んだ。
今は勤めていることもあり、毎朝きちんとお化粧をする。そしてメイクの仕上げのようにマスクをかける。
ここでまた問題が。いい加減な性格の私は、飲んだり食べたりするたびにマスクが裏返ることが多い。
「口紅がついてるよ」
注意されることもしょっちゅう。
私が選ぶのは大判マスク。顔が大きいこともあるが、あの覆われる感じが好きなのだ。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
キャンペーン終了まで
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
オススメ!期間限定
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2022年9月22日号