クロスワードパズルやナンプレは頭の体操だが、パズル的要素のある将棋と言えば「詰め将棋」だろう。ルールは王手の連続で相手の玉を詰ますこと。駒のタダ捨てなど派手な手が飛び出すのも特徴である。
簡単なものなら1手詰め。最長は1525手詰め作品「ミクロコスモス」がある。詰め将棋は携帯アプリと相性が良く、電車の中などでも気軽に楽しめるのが魅力だ。
江戸時代には歴代名人が幕府に詰め将棋を献上する制度もあった。指し将棋とは違うものだが、詰め将棋は棋士にとって関わりが深いのだ。
さて、詰め将棋を解くスピードが日本一早い人物と言えば藤井聡太竜王だろう。「詰将棋解答選手権」(早解きを競う全国的な大会。アマプロ問わず参加可能)には8歳から参加し、12歳で初優勝。それ以降五連覇を達成している。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2022年10月6日号