今年9月、楽天グループが出資しているアメリカのAST SpaceMobile社が、試験衛星「BlueWalker3」をスペースXのロケットで打ち上げた。
AST社との提携で行っているのは「スペースモバイル」プロジェクト。このプロジェクトは、宇宙の低軌道上(地上300キロメートル)の衛星によって、モバイルブロードバンドのネットワークを構築するものだ。衛星にはこれまでにない大きなアンテナを搭載しており、軌道上でそれを開いて地球との試験通信を行っていくことになる。
国土の多くが山地で離島も多い日本には、どうしても基地局を建て難いエリアがある。そのため、基地局による面積カバー率は7割程度が限界だ。物理的に基地局を建てられない場所があるということは、たとえ通信インフラの人口カバー率が100%であっても、過疎地などでは圏外になる場所も生じてしまうのだ。
一方で「スペースモバイル」の構想が実現すると、どうなるか。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
キャンペーン終了まで
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
オススメ!期間限定
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2022年10月20日号