日本シリーズが終われば、すぐにフリーエージェント(FA)の季節がやってくる。FAの権利を持つ選手は日本シリーズ終了の翌日から土、日、祝日を除く7日間以内に権利を行使するかどうかを表明。その宣言を待って、各チームが争奪戦を展開というのが公式の動きだ。ただすでにシーズン中から、水面下では“調査”と言われる争奪戦が繰り広げられるのは常識で、宣言時点で移籍先が決まっているケースも少なくない。
今年、動向が注目される有資格者の中では阪神・西勇輝投手(31)に岡田彰布新監督との“不仲説”から移籍の噂もあったが、最終的には残留で決着。広島の西川龍馬外野手(27)も一時はオリックス移籍が確実と言われていたが、「決め手は新井さん」と新井貴浩新監督誕生で一転、残留を表明している。また西武の外崎修汰内野手(29)もかなり声はかかったようだが、こちらも残留を決断した。DeNAの嶺井博希捕手(31)は、水面下でソフトバンクが獲得に動いていたが、日本シリーズ前に断りを入れたという情報も伝わってきている。
一方、宣言後に激しい争奪戦が予想されるのは西武の森友哉捕手(27)だ。
「森はオリックスか巨人への移籍が有力」と語るのはスポーツ紙のベテラン遊軍記者だ。
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source : 週刊文春 2022年11月3日号