ロシアによるウクライナ侵攻が開始されて1年半ほどが過ぎた。過去に比べ間違いなく成長したと思っていた世界で、よもやこのような戦争が起こるとは。世界人口の7割がいまや独裁とみなされる強権国家に住むという。戦争やコロナ禍を経験し、平和な日常、民主主義、信じていた当たり前が揺さぶられ続ける世界の中で、それでも奪われてはならないものとはいったい何なのか? その答えのヒントみたいなものが、架空の独裁国家を舞台に「自由」の意義を問う“アンチ独裁”グラフィック・ノベル『サバキスタン』の中に見えてくる。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2023年10月5日号