中国マネーが買い漁る「北海道」 基地、水資源、観光が危ない《連続キャンペーン第2弾》

「週刊文春」編集部

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 大きな反響を呼んだ先週号の「中国マネーが買い漁る京都町家60軒」。安全保障の観点から中国系資本による土地購入に警戒が強まる中、より深刻な事態に陥りかねないエリアがある。北海道だ。取材班が現地に飛ぶと……。

 

▪空自基地 周辺を買った華僑社長を直撃した!
▪森林爆買い「ドーム116個分」陸自駐屯地にも触手
▪「ニセコの次は富良野」チャイナ別荘地が爆誕中
▪星野リゾートも買収、ニトリ会長「先祖は中国人」

 轟音が鳴り響く北海道・新千歳空港。隣接しているのは、ロシアや中国と対峙する最前線の拠点として、国防上極めて重要な役割を担う航空自衛隊の千歳基地だ。9月26日からは9日間にわたって、F-15戦闘機やF-16戦闘機による日米共同訓練が行われていた。

 その脇に鬱蒼と広がる雑木林の中に、7.9ヘクタールに及ぶ土地を購入した人物がいる。不動産登記簿によれば、所有者の住所は「中華人民共和国」、苗字は南方系の華僑に多い中国名。果たして、何者なのか。登記簿や売買の経緯などを徹底的に調査したところ――。

華僑社長の名前が記された香港の登記簿

 小誌は、先週号で「中国マネーが買い漁る京都町家60軒」と題した記事を掲載。古都の伝統的な町家が中国マネーによって相次いで購入されている一方、投資トラブルが発生している事態などを報じた。

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source : 週刊文春 2023年10月19日号

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